源氏物語
38帖鈴虫
源氏50 紫の上42 入道の宮24 朱雀院53
夕霧29 冷泉院32 秋好中宮41 蛍兵部卿宮48
薫1柏木*入道の宮 匂宮2今上帝*明石女御
六条院平面図
風俗博物館の資料
東南【春の御殿】 源氏と紫の上、入道の宮
西南【秋の御殿】 秋好中宮
(亡き六条御息所の住居跡)
東北【夏の御殿】 花散里と夕霧。
西北【冬の御殿】←寝殿造りではない 明石の君
どこにあった?
東本願寺が徳川家光から寄進された飛地境内、
【渉成園】しょうせいえん/【枳殻邸】きこくてい
とされているが、
5年ほど前に入園した時に受け取った
カタログによると東本願寺は否定している。
『源氏物語』が禁書だった頃の名残り?
朱雀院は予てからしきりに勧めていた。
「尼宮はすでに仏門に入ったのだから、【六条院】を出て【三条宮】に移るほうが世間体が良い。
髪を下してしてから【六条院】に住み続ければ、世間はあれこれ詮索するかもしれない」
しかし、大抵のことは院には従う源氏があくまで反対した。
この事からは、尼宮を手放したくないように見える。
しかし、一方では、【三条宮】を立派に増改築して、尼宮の身の回りの物や宝玉などを運び入れた。
準備万端整えているので、「いつでも出て行って良い」と言わんばかりに--。
源氏の尼宮に対する未練と冷徹な眼差しが混在しているかのようである。
秋風が吹き始めたころ、源氏は《寝殿》の庭を野原のように造り変えて色んな種類の虫を放った。
八月十五日の夕暮れ、源氏は涼しい風が吹き始めた時分に虫の声を聞きたいという名目で《寝殿》を訪れた。
それも嘘ではないだろうが、脱俗して以来、自分から離れようとする尼宮へ想いを伝えるためだ。
落飾するまでは蔑ろにしていたのに、髪を下した途端、未練たらたらである。
名作映画案内78
原題*Argo アルゴ
2012年公開
監督*ベン・アフレック
主演*ベン・アフレック/トニー・メンデス
★
1979年、イラン革命が激化
11月4日、
過激派がテヘランの米大使館を占拠、52人が人質に。
アメリカ人が6名脱出、カナダ大使の邸に匿われる。
CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、
彼らを国外へ脱出させるため大胆な作戦を--。
120分
謎に包まれていた「人質救出作戦」の全貌を活写した。