源氏物語
38帖鈴虫
源氏50 紫の上42 入道の宮24 朱雀院53
夕霧29 冷泉院32 秋好中宮41 蛍兵部卿宮48
薫1 柏木*入道の宮 匂宮2 今上帝*明石女御
廂の間
寝殿造などで母屋の外側に付加された広縁。
上は、【清涼殿】の廂ひさしの間。
夏、蓮の花の盛りのころ、源氏は入道の宮の《持仏》の開眼供養を執り行った。
《持仏》 個人的に帰依・礼拝する仏像
【念誦堂】を建立しようという源氏の発案で、幡などの掛け物や茶器などの道具類はすべて最高級品を取り揃えた。
【誦誦堂】 邸内に設えた念誦を行うための御堂
入道の宮の《持経》は、源氏が自ら紙を厳選して写経した。
《持経》 常に身近に置いて読誦する経文
《持経》を尼宮との現世の縁として、来世には極楽浄土にお互い導き合うようにとの願いを込めた。
飾り付けなどの前準備を済ませて、尼宮のいる《廂の間》を覗くと50~60人の女房たちが所狭しとひしめき合っている。
入道の宮が【六条院】に降嫁して以来、源氏の愛情は紫の上にあり、朱雀院に押し付けられた尼宮は蔑ろにしていた。
しかし尼宮が柏木との件で出家すると、うら若い女性が落飾したことに胸が痛むのか急に優しく接するようになる。
朱雀院は、尼宮は既に仏門に入ったのだから、【六条院】を出て【三条宮】に移るほうが世間体が良いとしきりに勧めた。
名作映画案内77
フラガール
2006年公開
監督*李相日
主演*松雪泰子/平山まどか
他に、富司純子・豊川悦司・蒼井優・山崎静代ら
★
昭和40年代、
石炭から石油へパワーシフトが進む中、
福島県いわき市の炭鉱が次々と閉山。
そこで市民たちは一念発起、
町興しに【常磐ハワイアンセンター】建設を計画、
目玉としてフラダンスショーを--。
120分