源氏物語
37帖横笛
光源氏49 紫の上41 女三の宮23 夕霧28
明石女御21 雲井の雁30 女二の宮25
薫1柏木*女三の宮 匂宮2今上帝*明石女御
横笛
一条御息所から届いた
柏木遺品の《横笛》を吹く夕霧。
対面している人物は冷泉院(左)と光源氏。
いつもと違って、たくさんの筍や山芋などを盛ってある縁の高い器が幾つも並んでいる。
源氏が、「どうしたのだろう?」と思って近づくと、朱雀院からの手紙があった。
胸の詰まるようなことが書いてある。
「私の寿命が今日尽きるが明日尽きるかというときに、貴女にお会いできないのが本当に辛いことです」
源氏は身につまされて、
「朱雀院が入道の宮に贈られた御歌に、『目指す場所は同じ極楽浄土です』とあったが、心の底から願っておられるのだろう。
私が落葉の宮を蔑ろにしているとお思いでおられるようなのは本当に心苦しくて申し訳ないことだ」
落葉の宮は朱雀院への返事をためらいがちに認めると、使いの者に青鈍色の絹織物を一揃い与えた。
手紙の下書きが几帳の端から覗いているので、源氏が手に取ると、いかにも頼りなげな筆跡で、
《名作映画案内》
今迄に採り上げてきた作品群です。
太字はアカデミー賞「作品賞」を受賞。
青は日本アカデミー賞「作品賞」
①市民ケーン
②愛を読むひと/朗読者 ③第三の男 ④風とともに去りぬ ⑤サウンド・オブ・ミュージック ⑥ローマの休日
⑦ベン・ハー ⑧卒業 ⑨ヒマワリ ⑩シンドラーのリスト
⑪レ・ミゼラブル ⑫ゴッドファーザー
⑬恋に落ちたシェイクスピア ⑭七人の侍 ⑮東京物語
⑯蒲田行進曲 ⑰髪結いの亭主 ⑱タイタニック
⑲この世界の片隅に ⑳ロミオとジュリエット
㉑太陽がいっぱい ㉒風に立つライオン ㉓ベニスに死す
㉔敦煌 ㉕ラ・ラ・ランド ㉖千と千尋の神隠し
㉗小さな恋のメロディ ㉘新聞記者 ㉙理由なき反抗
㉚舟を編む ㉛シカゴ ㉜シェルブールの雨傘
㉝スラムドッグ&ミリオンエア ㉞いまを生きる
㉟クライマーズ・ハイ ㊱アーティスト ㊲八日目の蝉
㊳ボヘミアン・ラプソディ ㊴楢山節考 ㊵プラトーン
㊶八甲田山 ㊷雨に唄えば ㊸お熱いのがお好き
㊹幸福の黄色いハンカチ ㊺ゴースト/ニューヨークの幻
㊻ライムライト ㊼海街diary ㊽スポットライト
㊾ウェストサイドストーリー ㊿飢餓海峡
51戦場に架ける橋 52野麦峠 53猿の惑星
54火宅の人 55ガス燈 56黒い雨 57爆心/長崎の空
58ウィストン・チャーチル 59日本のいちばん長い日
60東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 61ハムレット
62それでも夜は明ける 63三度目の殺人 64岸辺の旅
65空海 66寝ても覚めても 67エゴン・シーレ/死と乙女
68渇き。 69カサブランカ