源氏物語
37帖横笛
光源氏49 紫の上41 入道の宮23 夕霧28
明石女御21 雲井の雁30 女二の宮25
薫1(柏木*女三の宮) 匂宮2(今上帝*明石女御)
二条院
光源氏の母
桐壺更衣の実家を桐壺帝が増改築した。
源氏は元服すると
内裏の【桐壺】から【二条院】に引っ越すが
政治権力を握ると広壮な【六条院】を造営する。
須磨と明石には
源氏の住居跡としてそれぞれ
【現光寺】及び【浜辺の館】、【岡辺の館】
と場所を示すだけではなく邸宅(寺院)がある。
ところが、本拠地の
京都には
【二条院】と【六条院】に
措定された場所はあるが建物はない。
朱雀院はもう現世のことには関わるまいと思いながら、やはり出家したばかりの娘のことが気にかかるようだ。
仏道修行について何かアドバイスを思いつくと、すぐに手紙を書き送った。
それだけでなく、時折、付近の林に生えていた筍や近くの山で掘ってきた山芋などを情愛細やかな手紙を添えて届けた。
「春の山野は霞がかってぼんやりしておりますが、心を込めて掘り出したものばかりです。
○ 世を別れ 入りなむ道は おくるとも
同じところを 君も尋ねよ
貴女は私より遅く仏門に入りましたが
ともに目指すところは極楽浄土です
いずれにしろ仏道修行は容易なことでは務まりません」
入道の宮が朱雀院からわざわざ届けられた品物を見て涙ぐんでいるところに、源氏がやって来た。
いつもと違って、たくさんの筍や山芋などを盛ってある器が幾つも並んでいる。
名作映画案内69
原題*Casablanca カサブランカ
1946年日本公開
監督*マイケル・カーティス
主演*ハンフリー・ボガード/リック
イングリッド・バーグマン/イルザ
ポール・ヘンリード/ラズロ
★
第二次世界大戦直前の仏領モロッコ
カサブランカは、
戦火を逃れてアメリカへ移住
しようとする人々でごった返している。
リックの営むナイトクラブに
パリに住んでいた頃の恋人・イルザが反ナチ
運動の闘士である夫のラズロを伴って姿を見せた。
102分