源氏物語
36帖柏木
光源氏:48 紫の上:40 夕霧27 雲井の雁32
朱雀院50 柏木32 女三の宮:22
薫1 女二の宮24
柏木、女三の宮に一目惚れ
【六条院・春の御殿】近くを
通りかかる貴公子は夕霧と柏木(左)。
当時、
身分の高い女性が自分の姿
を人目にさらすことはたとえそれが不慮の
出来事であっても不用意で嗜みを欠くことであった。
ちなみに
あの紫の上も野分の突風に御簾を吹き上げられて
義理の息子の夕霧に顔を見られている。
源氏が自分の経験上もっとも恐れていたことだ。
夕霧は父源氏が怒っている理由に心当たりはあるが、直接見聞きしたわけではないので、
「いったい、どのようなことが気になっておられるのでしょう。
もし私に何か出来ることがあれば、なぜもっと早く言ってくれなかったのですか。
いずれにしろ、貴方の勘違いだと思いますよ。
父は貴方の病気のことを本気で心配しておりましたから」
柏木、
「もっと早くお願いしたかったのですが、私自身こんなに急激に衰弱するとは思っていなかったのです。
私が死んだ後、源氏の君がもし私の罪をお許し下さるようなことがあればすべて貴方の御陰です」
柏木はますます苦しそうな表情を見せたあと振り絞るように、
「【一条邸】の女二の宮(落葉宮)を、何かの折に見舞ってやって下さい。
私の死後、宮に元気がなければ朱雀院がひどくご心配なさるでしょうから--。
よろしくお願いいたします」
名作映画案内53
原題*Planet of the Apes
猿の惑星
1968年公開
原作*ピエル・ブールのSF小説「猿の惑星」
監督*フランクリン・J・シャフナー
主演*チャールストン・ヘストン/ジョージ・テイラー
ロディ・マクドウォール/コーネリアス
キム・ハンター/ジーラ
リンダ―・ハリソン/ノバ
★
テイラーたち宇宙飛行士は
地球を飛び出して320光年の長い長い
宇宙旅行の果てに未知の惑星に不時着した。
そこでは、
言葉を話す猿が未開の人間を支配していた。
人間狩りをする猿の軍隊に捕らえられたテイラーは
コーネリアスとジーラというチンパンジーの助けを借りて
一緒に捕らえられた人間の娘ノバを連れ逃亡を図るが--。
SF映画の金字塔。
112分