源氏物語
35帖若菜下
源氏41~47 紫の上33~39 女三宮15~21 夕霧20~26
明石の君32~38 柏木:25~31 明石女御13~19 冷泉帝23~29
几帳
、寝殿造りの室内調度で、
二本のT字型の柱に薄絹を垂らした間仕切。
室内の仕切りや装飾に用いた。
小侍従がその手紙を見せようとすると、
女三宮、
「わたしがここ数日、ずっと気分が悪いことを知っていながら、そんな面倒なものを見せようとするなんて。
ひどい人だわ、あなたは」
目もくれないので、
「せめて、お手紙のこの部分だけでも読んであげてください」
小侍従が手紙を広げて女三の宮にその部分を指し示しているところへ他の女房が部屋に入ってきた。
小侍従はとっさに几帳を引き寄せて手紙をその向こうに隠した。
そして、その女房といっしょに部屋を出て行った。
一人になって女三の宮がその部分に目を通していると、今度は源氏が入ってきたので宮はあわてて座布団の下に差し込んだ。
源氏は明朝【二条院】に戻ろうと、その夜、女三の宮に暇乞いをした。
「あなたは、さほど具合が悪そうには見えません。
あちらは、明日どうなるか分からない容体なのです。
名作映画案内㉕
ラ・ラ・ランド
2016年公開
監督・脚本*デミアン・チャゼル
W主演*ライアン・コズリミア(セバスチャン)
*エマ・ストーン(ミア)
★
ジャズピアニスト志望のセバスチャンと女優の卵・ミアの恋と
二人が各々の成功を夢見るほろ苦いミュージカル映画。
ミアが一人芝居の準備を進めている時
セバスチャンは生活のために旧友のバンドに加入する。
そのことを知ったミアは、
「ジャズピアニストは諦めたのか」と問い質して激しい口論に。
居たたまれずミアが家を飛びした後
ミアが待ち望んでいたオーディションのオファーが届く--。
128分