源氏物語
第34帖若菜上
源氏:39~41 紫の上31~33 女三宮13~15 夕霧18~20
明石の君:30~32 明石女御:11~13 柏木:23~25
若菜
春に芽ばえたばかりの食用になる草。
折敷おしき
食器を載せる食台の一種。
四角でその周囲に低い縁をつけたもの。
香木
「正倉院宝物目録」名は、蘭奢待らんじゃたい
玉鬘は、*沈の香木の折敷を四つ用意して若菜を盛り、形ばかり口に含んだ。
*沈の香木
沈は、香木の一種。
香木は黒褐色で光沢に富み、堅く比重の大きい
ものほど良品とされ特に優良なものを伽羅きゃらと呼ぶ。
そのままでは香気は弱いが、火にくべると強い芳香を放つ。
百科事典マイペディアから
源氏は杯を手にして、
○ 小松原 末の齢に 引かれてや
野辺の*若菜も 年を摘むべき
*若菜/ 「若菜上・下」の帖名の由来
小松のような孫たちの末永い寿命にあやかって
野辺の若菜の私も齢を重ねることでしょう
ほどなく、上達部らが大勢、南の廂の間に集まって来た。
病身の朱雀院に配慮して楽人たちは呼ばなかったが、笛や琴などの楽器類はすべて太政大臣が用意した。
祝宴は、過去に例をみないほど大いに盛り上がったと伝えられている。
夜明け近くに、主催者の玉鬘は六条院を後にした。
二月十日過ぎ、女三宮がいよいよ「六条院」に輿入れする。
数日前から、源氏をはじめとして総出で女三宮を迎える準備に慌ただしく右往左往していた。
女三宮がまるで入内するかのように、実家の「朱雀院」から立派な調度類などが次々に運ばれて来る。
輿入れの行列には、ここぞとばかりに上達部たちが競って参列した。
一行が六条院に到着すると、源氏自らが車寄せまで出向いて女三宮をゆっくり抱き下ろした。
AKB48 SMAP×SMAP SP
(真夏のSounds good !) - Kimi wa Boku Da (君は僕だ)