源氏物語
第32帖梅うめがえ枝
光源氏39 紫の上:31 東宮(春宮) 明石の君:30
明石の姫君:11 夕霧:18 雲居の雁:20 左大臣
麗景殿女御 兵部卿宮 朝顔 秋好中宮
オリジナルアニメーション
「GENJI FANTASY ネコが光源氏に恋をした」
主要登場人物
雲井の雁が思い悩んでいるところへ夕霧から手紙が届いた。
薄い小さな文字で認められている。
○ つれなさは 憂き世の常に なりゆくを
忘れぬ人や 心にことなる
貴女のつれなさは人なみになってゆくのに、それでも
貴女を忘れられない私は他の男と異なっているのでしょうか
雲井の雁は、中務の宮の姫宮との縁談についてまるで触れていない夕霧を薄情な人と恨んだ。
○ かぎりとて 忘れ難きを 忘るるも
こや世になびく 心なるらん
もうこれを限りとして、忘れがたいと仰る私を忘れてしまわれるのも、
貴方の心も世の習性の心なのでしょう
夕霧は、雲井の雁が何を言いたいのかさっぱり理解できないので、しばらく首をかしげて手紙を眺めていた。
第32帖梅枝 完
深夜のラジオから
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