源氏物語
第32帖梅うめがえ枝
光源氏39 紫の上:31 東宮(春宮) 明石の君:30
明石の姫君:11 夕霧:18 雲居の雁:20 左大臣
麗景殿女御 兵部卿宮 朝顔 秋好中宮
紫式部像
紫式部公園@福井県越前市
紫式部は996年、
越前守に任じられた父藤原為時とともに
多感な青春時代の約1年半を武生の国府で過ごした。
越前守として武生たけふ
に向かう藤原為時と紫式部と従者たち。
紫式部公園〈説明版〉
夕霧はこのような父源氏の教えどおり、けっして雲井の雁以外の女性に心を移すことはなかった。
時折、雲井の雁にひそかに思いを込めた手紙を届けていた。
しかし一方、
「中務の宮が源氏の君との間で、姫宮を夕霧の中将さまに嫁がせるお約束をなさっているとのことです」
そのように女房から伝え聞いた内大臣は、あまりに突然のことに激しく動揺した。
雲井の雁に、
「夕霧と中務の宮の姫宮との縁談が進んているそうです。
以前、源氏の君がせっかく口添えして下さったのに私が強く反対したので、こういうことになったのでしょう。
だからといって、今さら源氏の君に泣きつけば世間の物笑いになるだけです」
内大臣がうっすら涙を浮かべて話すので、雲居雁はひどく切なくなって涙が溢れてきた。
その恥ずかしい姿を父親に見られたくなくて顔を背けた雲井の雁の横顔は、もはや十分に艶っぽい。
「どうしたものだろう。
このままでは中務の宮の姫宮が、夕霧の正妻におさまってしまわれるかも知れない。
恥を忍んで、源氏の君のご真意を伺ってみようか」
内大臣は、あれこれ思案しながら娘の部屋を出て行った。
雲井の雁は、ぼんやり物思いに沈んでいる。
「どうしてかしら、涙がひとりでに溢れてくるのは。
父君はわたしの涙をどう思われたのかしら」
思い悩んでいるところへ、夕霧から手紙が届いた。
紫式部公園.wmv
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