第二十七帖 篝火
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
雲井の雁 弁少将 近江の君
弘徽殿女御
桐壺帝の御前で
「青海波」の舞いを競い合う
若き日の光源氏(左)と頭中将/内大臣。
ふたりは「舞い」に限らず、「学問」や「音楽」、
「恋愛」などあらゆる分野でライバルであった。
今は、「政治」の世界でしのぎを削っている。
《帝の外祖父》になった方が勝利者。
昨今、世間では寄ると触ると近江の君のあまり芳しくない噂をしあっていることを聞きつけた源氏は近江の君に同情する。
「田舎でひっそりと暮らしていた少女を、どんな事情があったにせよ都へ引っ張り出して世間にさらし、評判が悪いと知ると急に冷淡な扱いをする---。
その娘が気の毒でならない。
内大臣は白黒をつけたがる性分だから、こんなことになるのだ。
何ごとも、やり方一つで穏便に済ませるものを」
一方、玉鬘は自らの幸運をつくづく思い知った。
「源氏の君に引き取られて本当によかったわ。
実の父親とはいえ、内大臣のもとに帰っていたら、わたしも田舎育ちゆえ冷たくされたかもしれない」
右近も、源氏の素晴らしさをとくと言い聞かせた。
玉鬘は、時折言い寄ってくる源氏の求愛には困っているが、そうかといって何か無理強いしようとするわけではない。
愛情はますます深くなっている。
玉鬘も少しずつ打ち解けて、源氏にやさしくなっている。
秋になった。
涼しい*初風が吹きはじめると、源氏は物寂しさに堪えかねて足しげく西の対へ渡っては、日がな一日、玉鬘に和琴などを教えた。
*初風
季節季節の初めに吹く風。特に、秋の風にいう
Heian-kyō Front Door CG 甦る平安京
『雅楽 「源氏物語」のうたまい』付録DVDより「青海波」
未明まで議論の末・・・ 国民民主党と自由党が合併(19/04/26)
いつか来た道ではないか。
期待できない。