二十五帖 蛍
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
公家 冬の直衣
1 立烏帽子(たてえぼし)
2 衵(あこめ) 直衣の裾から出衣(いだしぎぬ)になっている
3 直衣(のうし) 皇族および公家の平常服
4 檜扇(ひおうぎ)
5 帖紙(たとう)
6 直衣の欄(らん)
7 直衣の欄の蟻先(ありさき)
8 指貫(さしぬき)[奴袴(ぬばかま)]
住吉物語絵巻部分
『住吉物語』
継母にいじめられて大阪の住吉に逃れた姫君。
姫君に想いを寄せる三位の中将が
奈良の長谷観音の夢告によって探し当てた。
都に帰って、二人はめでたく結ばれる。
田舎暮らしの長い玉鬘には初めて知った絵物語の遊びがことのほか面白く、熱心に物語を読んだり書き写したりして楽しく過ごしていた。
玉鬘には、絵物語の遊びが得意な若い女房が仕えている。
ウソかマコトか定かではない、様々な人物についての稀有な身の上話をつづった物語がたくさんあるが、玉鬘はひととおり読んで思った。
「わたしのような身の上のような数奇な物語はなかったわ」
ただ、『住吉物語』を読んでいるとき、継母が姫君を主計頭かずえのすけという老人の後妻にしようと企てた場面では、あの恐ろしかった肥後の大夫の監を思いだして身がすくんだ。
しとしとと降りつづく長雨の候、女君たちの部屋には例外なく絵物語が無造作に散らばっているので、源氏は苦笑した。
玉鬘の部屋で、
「困ったものです。
やぱり、女君たちは人に騙されるために生まれてきたようです。
物語はたくさんあっても、真実が書かれていることは少ないでしょうに。
そのことを知りながら、皆さん、作り話に夢中になっておられる。
しかも、こんなに蒸し暑い五月雨の日に、髪の乱れるのも構わず物語を読んだり書き写したりするなんて」
一方では、
「もしこのような物語がなけれは、人はどうして退屈な時間を慰められましょう。
虚構の物語の中にこそ、人の心に哀れを感じることもあれば真実を見い出すこともあります。
他愛もないこととは分かっていても、可愛らしい姫君が物語に心が動かされている様子を見るとやはり心魅かれるものです。
また、物語は2度3度読み返すと、前には気がつかなかった新しい面白さを発見することがあります。
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悪徳官僚だけでなく
森友疑惑(まだ未解決)の渦中
文書の改竄に耐え切れず自ら命を絶った
近畿財務局職員のように誠実な方もいました。
一方、安倍晋三夫妻を守るため
国会答弁で白々しく嘘をつき通した
佐川宣寿前国税長官のような悪人がいました。
この悪徳代官、いまごろ何をやっているんでしょうね。
安倍・麻生コンビの庇護下、政府機関のトップを渡り歩いて
ほとんど出勤することもなく
巨額の収入を得ているかもしれません。
人事権を持つ安倍さんの周りには
自己保身と出世のために国民を裏切って
権力者に追従していた悪徳官僚がたくさんいました。
目立たないだけで、今もいないはずはありません。