二十五帖 蛍
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
藤原道長と対面する紫式部
若宮の「*五十日の祝い」
の夜、藤原道長に「*賀の歌」を
所望された紫式部がとっさに詠んだ歌。
○ いかにいかが 数へやるべき *八千歳のあまり
ひさしき君が 御代をば
一体どうやって数えればよいのでしょう
八千年の長きにわたって続く若宮のご寿命を
『紫式部日記絵巻』
菖蒲
五月五日、源氏は花散里の馬場御殿に出かけたついでに、西の対の玉鬘を訪れて、先日やって来た蛍兵部卿宮のことを色々たずねた。
「蛍宮は、どうでしたか。
夜更けまでいらっしゃいましたか。
蛍宮には厄介な癖があるので、あまり親しくなさらないほうがいい。
女の心を傷つけたり過ちを犯したりしない男は滅多にいないものです」
源氏が話している時、たまたま蛍宮から手紙が届いた。
世間の語り草にもなりそうな非常に長い菖蒲の根に、みごとな筆跡の手紙が結んである。
○ 今日さへや 引く人もなき 水隠れに
生ふる菖蒲の ねのみ泣かれむ
端午の節句の今日でさえ、引き抜く人もなく水中に隠れて
いる菖蒲の根のように相手にされないわたしは、
声を上げて泣くほかないのでしょうか。
源氏は、
「今日のうちに、お返事なさい」
そう言い残して部屋を出て行った。
女房たちもこぞって、「お返事をーー」とすすめるので、
玉鬘、
○ あらはれて いとど浅くも 見ゆるかな
あやめもわかず 泣かれける根の
「若々しく」
水中に隠れていた菖蒲の根が水面に現れて、
とても浅い(期待外れな)ことが分かりました。
思慮分別もなく泣かれるというあなたの
お気持ちも浅いことが分かりました
「子供っぽい歌ですこと」
十歳ほど年長の蛍宮(皇子)に、遠慮のない書きぶりが意外である。
一方、風流好みの蛍宮は拙ない筆跡で書かれた手紙を読んで、
「姫君の筆跡にもう少し趣があればーー」
少しもの足りなく思っている。
源氏は、花散里の部屋に立ち寄った。
*五十日祝 いかのいわい
平安朝の貴族社会で行われた通過儀礼の一つ。
子供が生まれて50日目に、父や外祖父などが箸を取って赤子の口
に餅 を含ませた。
*賀の歌
祝いの気持ちを表した歌。
*八千歳 やちとせ
八千年。
目をキラキラさせてアイドルやってる他のメンバーが可哀そう。
木で鼻をくくったような釈明に終始。
ウソをまぶした内容のなさは安倍答弁そっくり。
先日のNHK『日曜討論』のインタビューで
安倍さんはまたウソをついた。
ウソを訂正しないNHKは同じ穴の貉。
暴行の被害者に謝罪させる事務所に大切な娘を預けている
親御さんの心配はいかばかりか。
記者たちはなぜ、そこを聞かなかったのだろう。
「警察が動いているからーー」と言い逃れはできないはず。
山口真帆さんの必死の告発がなかったら
この暴力沙汰は闇に葬られたにちがいない。
スポンサーがそろりと退いてゆく。
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