長谷川一夫の光源氏 木暮実千代の藤壺中宮 現在の東宮御所
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中宮が参内(さんだい)するときは、源氏がお供をするのが習わしなっていたが、今回はその気がないようだ。
中宮は心配でならない。
お供をしてくれないからではない。
自分がつれない態度をとっていることに機嫌を損ねていて、東宮から心が離れていたら困るからだ。
ただでさえ、宮中は右大臣一派が牛耳っていて、右大臣となんの縁もない東宮の立場はおぼつかない。
後見人である源氏が寄り付かなくなったら、東宮はますます心細いだろう。
中宮は、人目を忍んで参内した。
東宮に対面すると、さっそく問いかけた。
「わたしが見苦しい姿になったら、宮はどう思われますか」
東宮は、母の顔をじっと見つめる。
「式部のようにですか。どうして、見苦しいお姿になられるのでしょう」
「式部は年を取ったので、あのように見えるのです。そうではなく、わたしは髪を短く切って墨染めの衣を着ます」 墨染(すみぞ)めの衣
中宮は感情がこみ上げてきたのか、目を潤ませ声を震わせている。
「尼僧になれば、宮にお会いすることがますます少なくなりましょう」
東宮の目から、一筋涙がこぼれた。
「しばらくお目にかからないだけでも、寂しくてたまりませんのに」
東宮は涙が落ちたのが恥ずかしくて、横を向いた。
髪はふさふさと美しく、目もとはやさしく輝いている。
東宮は成長するにつれて、源氏と見間違うほど似てきた。
「どうして、こんなに似ていらっしゃるのでしょう」
そのことが、むしろ中宮を不安に駆り立てる。
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NHKは、自民党にとって都合の悪い日は国会中継をしない。
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Amazon.co.jp 「反戦活動は、戦争に行きたくないゆえの利己主義」とのこと。どうやら自民党の中では、すでに「戦争が前提」になっているらしい。
「SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)という学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、
彼ら彼女らの主張は、『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」武藤貴也衆院議員(麻生派 滋賀4区)。
安倍さんの「本音」の代弁者が、次々に現れ
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賢木31藤壺中宮、出家へ
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