天海祐希の光源氏
映画『千年の恋 ひかる源氏物語』
高島礼子の藤壺中宮(桐壺更衣と二役)
2001年 監督:堀川とんこう 脚本:早坂暁
紫式部:吉永小百合 清少納言:森光子(故人)
藤原道長:渡辺謙
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
囲碁の対局がおわったころ、源氏が女たちの寝室を伺うと、空蝉(うつせみ)は気配を察して気づかれないよう部屋を抜け出した。
源氏が寝具にすべりこんで女を抱き寄せると、空蝉よりもずいぶん大柄で手触りもちがう。
若いのだろう、肌がなめらかで弾力にとんでいる。
先ほど、空蝉と囲碁を打っていた大柄な女(軒端荻・のきばのおぎ)であろうと思いあたった。
だからといって、「あっ、人ちがいだ」と、すぐに手を離すのもぐあいが悪い。
軒端荻にとって、源氏は初めての男だったようだ。
★第10帖「賢木」に「女君たち」を挟みますが、これは「巻名」にはありません。
23歳までの源氏の女性遍歴だけを、さらっとおさらいします。
よって、情景描写や人物の心の動きなどは省きます。
関心をもたれた方は、本文左の「テーマ」を手がかりに、その部分に当たっていただけたら幸いです。
なお、『源氏物語』は稀代の色事師・光源氏の奔放な「恋愛模様」を描いた作品というイメージがありますが、無論それだけではありません。
「生と死」や「政治」などが、通奏低音のように響いています。
夕顔の花
六条御息所との逢瀬の帰り、源氏は病に伏しているかつての乳母（めのと)を見舞いに行った。
その家の門が開くのを待つあいだ、隣の家の庭に目をやると夕顔の花が咲いている。
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Amazon.co.jp 番組のあと、警察が古賀茂明さん宅を訪ねてきたそうです。「身辺に気をつけてください」。安倍政権を批判してきたコメンテーターたちがいつの間にか---。権力に萎縮したテレビ局側の自粛なのでしょう。
こうして、いつか来た道、「わが軍」「列強」へ
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女君たち④夕顔の花
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