日野山(越前富士)を仰ぐ金色に輝く紫式部像in紫式部公園 福井県越前市
源氏は、「疵のある玉」か「玉に疵」か。
源氏は、あまりの恐怖と緊張に苦しくなって早々に退出した。
二条院でしばらく胸苦しさを静めていると、庭先の植え込みの中に咲いているナデシコの花が目に入った。
その花に手紙をつけて、王命婦のもとに届けさせた。
○よそへつつ 見るに心は なぐさまで
露けさまさる 撫子の花 光源氏
撫子の花をあの子になぞらえて眺めても、心は慰められず、ますます涙があふれます
わたしの庭に咲いてほしかった撫子の花ですが、今となっては致し方ございません。
ちょうど人のいない時があったのだろうか、王命婦はその手紙を藤壺にわたした。
「どうか、この撫子の花にお返事を」
藤壺は、罪の意識にさいなまれていた。
しかし、いったんその罪を認めれは、「不義の子」として若宮に累が及ぼう。
なにがなんでも、「帝の子」として守り育てなければならない。
そのために、わたしは生きてゆく。
○袖濡るる 露のゆかりと 思ふにも
なほ疎まれぬ やまと撫子 藤壺
大和撫子のように可愛い若宮は、わたしの袖を濡らす涙のもとなので、やはり疎ましく思います
「返事は、あるまい」と思っていた源氏は、うれしさに涙がこぼれた。
物思いに沈んで気の晴らしようがないときは、源氏はいつも西の対の若紫に会いにいく。
5歳年上の藤壺から、8歳年下の若紫のもとへ。
源氏は、なかなかの果報者である。
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ネオナチスお気に入りの安倍ガールズ(ガールという年齢ではないが)
日本と日本人を国際社会でひどく貶めた大誤報を2度も発信されると、さすがに朝日新聞を読んでいて気持ちがはいりません。絶えず、「この記事は、公平か」「またまた、国民を辱める誤りを犯していないか」