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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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出雲神話⑦アメノウズメ

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$吉備路残照△古代ロマン-天の岩戸 「天の岩戸」 棟方志功画

「笑い」といえば、例年は涙・涙の感動のフィナーレを演出をしていた「AKB48選抜総選挙」で、今年は指原莉乃(さしこ)というオモシロ人間が首位をとったことで、会場にどよめきと「笑い」が起きた。

彼女はよく「ヘタレ」とか「さしこのくせに」とか、からかいの対象になっているが、それはそのまま「愛されキャラ」ということではないか。

余人をもって代えがたい、とぼけた味がある。

似たような事件?を起こしながら、ややヘタレている感のある先輩・峰岸みなみに対して、その事をバネに、自身を「笑い」つつ周りからは明るく「笑われ」ながら、真剣にやるべきことに取り組んでいるような印象を受ける。

自虐的ながら前向きに自分を客観視できる、聡明な20歳だ。

「7月の福岡ドームでの卒業」を表明した篠田麻里子とともに、テレビ番組のインタビューを受けていたニューヨークから帰って来たばかりという(涙の演出の張本人)前田敦子も「笑い」ながら、「(今年は、)涙は出てこなかった」


アマテラスを岩戸から外へ誘い出すため、八百万の神々はどういう方法で「笑い」を巻き起こすことにしたのか。

平成を生きる者には具体的な像を脳裏に結ぶのはいたって難しいが、概略こういうことのようだ。

タマノオヤに玉飾りを、イシコリドメに鏡を作らせて、それらを真榊(マサカキ)に結び付ける。

アメノコヤネ(中臣氏・藤原氏の祖神)が祝詞を唱えている中を、真榊を手にした神々が岩戸の外に待ち構える。

岩戸のわきに、力自慢のアメノタヂカラオが隠れる。

準備万端整ったところへ登場するのが、高天原のトップアイドル・アメノウズメだ。

そして、神代のむかしのストリップショーが始まる。

ご覧になった方がいるかも知れない。

アメノウズメが頭に鬘(かずら)をかぶり、手草(たぐさ)をもった巫女の姿で、ステージ代わりの大きな伏せた桶に乗って、面白おかしく桶を踏み鳴らす。

「胸乳をかき出で 裳諸を陰に 押し垂れき」

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指原莉乃1stフォトブック『さしこ』 (講談社 Mook)/講談社

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どうもAKB48における「センター」の使い方が混乱している。

じゃんけん大会にしても選抜総選挙にしても、優勝者は、「次に発売するシングルのセンター」であって、「年間を通したセンター」ではない。




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