源氏物語名場面㊷
浮舟 壱
浮舟関連系図
予備知識
浮舟は
『宇治十帖』後半のヒロイン。
源氏の
異母弟宇治八の宮の三女。
大君と
中の君の異母妹で大君とそっくり。
母は
八の宮に仕えていた女房の中将の君。
浮舟は
父八の宮から娘と認知されなかった。
🔲
浮舟は
母の再婚に従って東国へ下り
受領階級の常陸介の継娘として成長した。
義父からは疎まれるが
母中将の君は
数多の子供の中でもひときわ
美しく高貴な血筋の浮舟を大切に育てる。
二十歳を過ぎた頃
中流貴族の左近の少将との
縁談が持ち上がるが
少将は
資産家の常陸介と近づくためであり
浮舟が常陸介の継娘と知った途端
実の娘に乗り換えてしまった。
破談で居場所のなくなった
浮舟は
匂宮の正妻になっている
異母姉の中の君に預けられるが
匂宮が
度々ちょっかいを出してくるので
中の君の
発案で今なお亡き大君の面影
を追っている身持ちの固い薫に託した。
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