源氏物語
54帖 夢浮橋
薫28 匂宮29 浮舟23 中の君28
明石中宮47
母尼80代 妹尼50代
↑横川僧都の↑
源氏物語名場面④
朧月夜との出会い
伝土佐光吉筆
朧月夜は
源氏の政敵右大臣の娘であり
桐壺更衣を苛め抜いた弘徽殿女御の妹。
つまり敵側の人間である。
近く、
東宮/皇太子に入内予定ながら朧月夜は
源氏にのめり込み逢瀬を重ねるうちに
密会の現場を右大臣に目撃された。
このことが
源氏の都落ち/須磨下りの主因となる。
第八帖『花宴』
中将の君は、浮舟が八の宮に認知してもらえなかったことを生涯、負い目に感じていた。
雪国育ちの純朴だが活発な子供たちは、ほどなく寡黙で大人しい浮舟にも懐いた。
殊に嫡子の小君は、思春期特有の自意識が芽生えた頃で、言うこと為すこと全てが生意気で憎らしかった。
そんな遠い日々の微かな記憶が走馬灯のように浮舟の脳裏に浮かんだ。
いたずらっ子だった小君が、薫から浮舟への手紙を預かって妹尼の《庵》を訪れた。
そして几帳の向こうの姉に、几帳の下の方を少し持ち上げて手紙を渡してから端然と座っている。
もう何分経つだろうか。
浮舟は弟との間の沈黙を破るためにも、母・中将の君の帰京後の様子を尋ねようとするが言葉にならなかった。
母が陸奥守と再婚してわが国最北端の陸奥国へ赴いて以来、まだ一度も会っていない。
その後、陸奥守は常陸国に常陸介として赴任している。
雪深い陸奥国と草深い常陸国の土産話を聞きたいものと思っていると、妹尼が気を利かして、
名作映画案内276
原題*The Phantom of the Opera
オペラ座の怪人
2004年公開
☆アンドリュー・ロイド=ウェバーの
舞台「オペラ座の怪人」の映画化。
監督*ジョエル・シュ-マカ-
主演*ジェラルド・バトラ-/ファントム(怪人)
エミー・ロッサム/クリスティ-ヌ(若手歌手)
★
19世紀パリ・オペラ座
オペラ座の地下に
住むファントムはクリスティーヌ
に惹かれ正体を隠して歌唱を指導した。
そして
次の舞台のプリマドンナを彼女にしようと
わさと先輩女優にケガを負わせるが
クリスティ-ンは青年貴族と―。
143分