源氏物語
54帖 夢浮橋
薫28 匂宮29 浮舟23 中の君28
明石中宮47
母尼80代 妹尼50代
↑横川僧都の↑
光源氏の恋路⑤
光源氏と紫の上
風俗博物館
すなわち
源氏の《恋路の源流》
は「母・桐壺更衣の面影」。
源流から
流れ出た《本流》は亡き母と瓜二つ
の藤壺宮と宮と生き写しの紫の上である。
藤壺宮は亡母の身代りであり
紫の上は源氏の手の届かない中宮と
いう立場になった藤壺宮の身代りなのだ。
薫、
「浮舟は宇治川に身を投げて死亡したとの噂を信じていたが、実は生きていたのだ」
比叡山の横川まで確かめにきた甲斐があった。
浮舟が亡くなったとの噂が都に流れていることを知ってか知らずか、僧都が、浮舟は今、妹尼の《庵》で暮らしていることを明石中宮に伝えた。
その事実を、中宮が女房を通して『浮舟の一周忌』を催すことを計画していた薫に伝えたのである。
薫は一刻も早く浮舟の顔を見たくなり、妹尼の《庵》への案内を僧都に請うた。
僧都、
「今月は用事があって、下山できません。
来月初めに、お手紙を差し上げましょう」
薫は連れて来た浮舟の弟の小君に手紙を預けて《庵》に向かわせることにし、自身はいったん都へ戻った。
翌朝早く、妹尼宛に横川から手紙が届く。
名作映画案内269
茜色に焼かれる
2021年公開
監督*脚本*石井裕也
主演*尾野真千子/田中良子
★
7年前
良子は交通事故で夫を亡くした。
運転を間違えた運転者はお咎めなし。
良子は一人で息子を育て、
意地でも賠償金は受け取らない。
コロナ禍によりカフェが破綻。
仕事を二つ掛け持ちするが、
家計は苦しく息子は苛めに―。
144分
石井裕也監督の作品にハズレなし!