源氏物語
42帖匂宮
匂宮15~21 薫14~20
夕霧40~46 女三の宮35~41
明石の君52~58 明石中宮32~38
冷泉帝と囲碁をうつ薫(右)
この対局のあと、
薫は帝の娘(女二の宮)を頂くが
心は他の女性(宇治の浮舟ら)にあった。
冷泉院が目を掛けている薫は、元服後、他のだれよりも早く昇進した。
院の溺愛ぶりは、【仙洞御所】に薫専用の部屋を設えた程だ。
【三条の宮邸】に住んでいる母親の女三の宮は、ひたすら勤行三昧の生活に没頭している。
よって、薫は業務の場の【御所】と【仙洞御所】と【三条の宮邸】を順番に訪ねなければならず多忙な日々を過ごしていた。
いかにも順風満帆そうにみえる薫だが、幼い頃ふと耳にした自分の出生にまつわる噂がひどく気になっている。
しかし誰かに尋ねることも出来ず、一人悶々と悩んできた。
「なぜ、母(女三の宮)は若くして出家しなければならなかったのか。
本当に私は源氏の君の子供なのだろうか」
「源氏の君の子供ではないかも知れない私が、立身出世の道を歩めるのだろうか」
名作映画案内129
マルサの女
1987年公開
監督*脚本*伊丹十三
主演*宮本信子/板倉亮子
山崎努/権藤英樹
★
港町税務署の調査官・亮子は
パチンコ店の所得隠しを発見したり
老夫婦経営の食品スーパーの売上計上
漏れを指摘したりするなど地味な仕事をしていた。
そんなある日、
権藤の経営するラブホに
脱税のにおいを感じて調査を行うが、
強制調査権限のない税務署業務の限界で、
巧妙に仕組まれた権藤の脱税を暴くことができない。
そんな時、
亮子は強制調査権限を持つ東京
国税局査察部の査察官(マルサ)に抜擢される。
127分