源氏物語
39帖夕霧
源氏50 紫の上42 落葉の宮(女二の宮)26
夕霧29 雲井の雁31 秋好中宮41 一条御息所47
朱雀院53 致仕大臣(頭中将)52
内裏
大内裏(宮城)における帝の私的区域。
御所、禁裏、大内とも。
平安期は
【平安京】の北辺中央に官庁街の【大内裏】があり
その中に帝の私的区域である【内裏】があった。
一条御息所、
いずれにしても、わたしたちは来世で再び会えるとは限りません。
親子とはいえ必ず死別の時がくる現世で、あまりにも睦みあって過ごしてきたことがかえって悔やまれます」
母親が泣いている姿を見て、女二の宮は悲しい記憶ばかりが蘇って、母に話しかける言葉もなくただ顔を見つめていた。
宮はひどく内気で口下手だから、昨夜の出来事を理路整然と弁明して母親の理解を得ることなどとても出来ない。
ただただ、消えてしまいたいほど恥ずかしい。
御息所は娘が可哀想になって、もはや昨夜のことを尋ねて困らせたくはなかった。
そこへ 、夕霧から手紙が届いた。
事情を知らない若い女房が受け取って、
「夕霧の君から、小少将さま宛にお手紙がまいりました」
小少将が手紙を受け取ると、御息所、
「どういうお手紙ですか」
御息所は内心では夕霧の訪れを心待ちにしているが、今ごろ手紙が届くようでは今夜は来ないだろうと思わざるをえない。
名作映画案内107
おくりびと
2008年公開
監督*滝田洋二郎
脚本*小山薫堂
音楽*久石譲
主演*本木雅弘/小林大吾
広末涼子/美香(妻)
山崎努/佐々木生栄(社長) 余貴美子(事務員)
★
楽団の解散でチェロ奏者の夢を諦めた
大悟は帰郷、好条件の求人広告を見つけた。
面接の場で採用されるが遺体を棺に収める仕事。
美香にも伏せていたが
各人各様の永別と出会ううちに--。
130分