源氏物語
35帖若菜下
源氏41~47 紫の上33~39 女三宮15~21
夕霧20~26 柏木:25~31 冷泉帝23~29
明石女御13~19 明石の君32~38
朱雀院
京都市中京区四条通七本松東入。
平安時代に
おける帝の譲位後の御所(後院)の1つ。
平安京内で
邸宅の少ない右京の四条以北で朱雀大路の
西に位置し八町という広大な面積を占めていた。
朱雀院は、産み月が近づくにつれて女三の宮の苦しみようが尋常でないことを聞いて胸のつぶれる思いをしていた。
しかも源氏はこのところずっと二条院に滞在しているという。
「御病気の紫の上を看病なさるためと伺っていたが、それでも私は心穏やかではなかった。
今も、姫宮をほったらかして二条院におられるとは--。
御夫婦のあいだに何か行き違いがあったのであろうか」
俗世を離れていながら親子の情は格別のようで、朱雀院は女三の宮に父親らしい情のこもった手紙を認めた。
源氏がたまたま六条院に戻っている時に手紙が届いた。
女三の宮はかまわず目を通す。
要旨、
「あなたが苦しんでおられると聞いてからというもの、仏前で読経している間もあなたのことが心配で頭を離れません。
気がかりでなりません。
もし夫婦仲が上手くいっていないのなら、じっと耐えなさい。
映画名作案内㉛
シカゴ/Chicago
2002年公開
監督*ロブ・マーシャル
主演*レニー・ゼルウィガー/ロクシ―・ハート
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/ヴェルマ・ケリー
リチャード・ギア/ビリー・フリン
★
1920年代のシカゴ
歌手を夢見るロクシ―は
ナイトクラブの専属歌手ヴェルマの
ステージを羨望の眼差しで眺めていた。
ある日、
ロクシ―はショーに売り込むとの約束を
守らない愛人を射殺して留置所に入れられるが
そこに不倫した夫と妹を殺害したヴェルマがいた。
ふたりは、
刑事裁判で注目を浴びた経歴を逆手にとって
ショービジネス界への返り咲きを目論んだ。
日本には
自分のスキャンダルをうまく活かして
芸能界を駆け上がった賢いアイドルもいる。
二人は
女囚の弁護に長けた敏腕弁護士ビリーを雇った。
113分