源氏物語
35帖若菜下
源氏:41~47 紫の上33~39 女三宮15~21 夕霧20~26
明石の君:32~38 明石女御:13~19 柏木:25~31㊷
髭黒左大将36~42 玉鬘27~33 冷泉帝23
加持祈祷
病気や災難から身を守るため神仏に祈ること。
密教、主に真言密教で行われる。
印(手指で作る様々な形)を結び
真言(仏や菩薩の真実の言葉)を唱え
いくつかの象徴的な法具を用いて行う。
しかし、源氏はなかなか戻ってこない。
そんな時、明石女御から手紙が届いた。
女房たちがさっそく、
「紫の上は、朝から胸を病んで臥せっておられます」
女御がすぐに、寝殿にいる源氏に使いを寄越した。
源氏があわてて戻って来ると、紫の上がひどく苦しんでいる。
「ご気分は、いかがですか」
額に手を当てると、ただならぬ熱だ。
「あなたは今年は厄年だから、くれぐれも用心なさい」
源氏は昨日、紫の上に念を押したばかりだったから、なおさら厄年の二文字が急に空恐ろしくなった。
源氏は女房たちが用意してくれた朝食には見向きもせず、日がな一日付きっきりで看病した。
紫の上は小さく切った果物さえ口にしようともせず起き上がることもなく、数日が過ぎた。
「この先、どうなることか」
源氏は僧侶や陰陽師をおおぜい招いて、繰り返し繰り返し病気平癒の加持祈祷をさせた。
ここ数年
スキー人気は下火のようですね。
昔、
東京のどこかの名画座
で『個人教授』を見たとき、
チラシにルノ・ベルレーはポスト
アラン・ドロンと紹介されていました。