源氏物語
35帖若菜下
源氏:41~47 紫の上33~39 女三宮15~21 夕霧20~26
明石の君:32~38 明石女御:13~19 柏木:25~31
髭黒左大将36~42 玉鬘27~33 冷泉帝23~29
太政官制
「太政大臣」と「内大臣」は常設ではない。
「内大臣」は「右大臣」の下。
左(右)大将は左(右)近衛大将の略で
左(右)近衛府の長官(令外官)。
冷泉帝が「即位」してから早や18年になる。
皇子に恵まれず、「譲位」すれば次の「帝位」には朱雀院の皇子(現・東宮。のちの今上帝)が即くことになる。
朝から晩まで窮屈な生活を強いられる生活はもうこりごりだが、冷泉帝はやはり一抹の寂しさを覚えていた。
そんな時、体調を崩して突如、「譲位」した。
「男盛りのご年齢なのに、こんなに早く『退位』されるとは--」
世間の人々は驚きまた惜しんだ。
【朝廷】ではただちに東宮が「即位」し(今上帝)、今上帝と明石女御の間に生まれた一の宮が東宮となった。
冷泉帝が「譲位」すると、まもなく太政大臣が身を退いた。
「帝がご『退位』されたのに、この老骨めが太政大臣を退任するのに何の不思議があろうか」