二十六帖常夏
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
雲井の雁 弁少将 近江の君
弘徽殿女御
草仮名
万葉仮名を草書に書き崩した字体。
さらに簡略にしたものが平仮名。
樋洗女童は弘徽殿女御の台盤所に行って、近くにいた下仕えの女に手紙を渡した。
「どうか、このお手紙を女御様にお届けくださいませ」
下仕えの女は女童の顔を知っていたようで、
「北の対の近江の君にお仕えしている人だよね」
と言って、手紙を受け取った。
その手紙を大輔の君という女房が、女御のもとに持参した。
手紙に目を通した女御があまりの内容に苦笑して床に置くと、中納言の君という女房が読みたそうにチラチラ視線を投げている。
「ずいぶんお洒落なお手紙のようでございますね」
「草仮名を読み慣れていないせいかしら、わたしにはお手紙に書かれている意味がさっぱり分かりません。
とくに和歌がお手上げです。
各地の歌枕をただ脈絡なく並べただけで、いったい何を詠んでいるのか皆目見当もつきません」
○ 草若み 常陸の浦の いかが崎
いかであひ見む 田子の浦波
--- ちんぷんかんぷん --
あきれ返った弘徽殿女御は。手紙を中納言の君に渡しながら返事を書くように頼んだ。
「お返事はこのように由緒ありげに認めないと、教養のある近江の君にきっと笑われますよ」
たまたま近くに控えていた若い女房たちは、なんとも可笑しくてクスクス笑っている。
しびれを切らした樋洗女童がお返事を催促するので、
「近江の君のお手紙がとっても高尚で風流なので、お返事を書くのが難しいのですよ。
もうしばらくお待ちになって」
京ことば 源氏物語 桐壺の巻 山下智子 the Terminal Kyoto
【報ステ】“総理の側近”消費増税の先送りに言及(19/04/18)
えげつない
晋三一味(直系の子分)の荻生田光一議員が選挙向けの発言。
前回と似ています。
「増税、増税」と叫んでおいて、選挙前に「増税延期」を言い出す。
そして、それを選挙の「争点」とする。
「国民の皆さま、増税延期に賛成ですか反対ですか」
大多数の国民はもちろん「賛成」です。
これで自民党は目論見通り圧勝。
すなわち、「柳の下の泥鰌」を狙っているのです。
ただ今回は増税が事実上「国際公約」になっているので
またまたの「延期」はなかなか難しいと思いますが--。
「国民は馬鹿だから、どうせ次の選挙までには忘れる」
この世迷い言は荻生田氏主催の一味の会合で
飛び出した安倍政権の本音です。
かつて、安倍晋三氏ほど「ウソ」と「独善」にまみれ
多くの国民に人間性を疑われた首相はいない。
国民に平気で耳を疑うようなウソをつく。
「小選挙区制」にしたのが間違いで
そのため党内から批判的な声が上がらない。
派閥間で切磋琢磨していた頃の自民党は
談論風発、もっと活気があった。
総理総裁とはいえ、好き勝手はできなかった。
権力の内側から見た50年【戦後日本】