二十六帖常夏
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
雲井の雁 弁少将 近江の君
弘徽殿女御
産屋うぶや
出産のため母屋(もや)とは別に建てられた小屋。
産婦は20〜30日間、産屋で別火の生活を送り
出産のために家族が穢れるのを避けた。
祈祷きとう
神秘的な力をもつ対象に対し、
期待する結果を得るために祈ること。
「わたしの早口は生まれつきの舌のせいでしょう。
子供のころ、亡くなった母にいつも叱られておりました。
わたしが産まれるとき、近江の尊いお坊様が産屋のすぐそばて非常な早口で祈祷をしておられたので、それにあやかってしまったと母は嘆いておりました。
とにかく、何とかしてこの早口は直します」
と言いながら、近江の君が早口でまくし立てたので、内大臣、
「産屋のそばで尊い坊さんが早口で祈祷していたとは、その尊い坊さんには困ったものだね。
弘徽殿女御が里下りしておられます。
時々お伺いして、女房たちの行儀作法などをしっかりと見習いなさい。
そのうち、あなたの立ち居振る舞いも恰好がつくようになるでしょう」
「それは何より嬉しいことでございます。
こちらに参上して以来、この田舎娘はどうすれば皆さまにお認めいただけるかということばかりを考えておりました。
水を汲んで頭に載せて運ぶ仕事なども、喜んで致します」
内大臣の娘という自分の立場をわきまえないことをまたも早口でまくし立てるので、内大臣はほとほとあきれ返った。
「あなたは、そのような仕事をしなくともよろしい」
「いつ、女御様の許に参上いたしましょうか」
「あなたさえその気なら、今日にでも」
そう言い残すと、内大臣は踵を返した。
]四位や五位の立派な若い貴公子たちを引き連れて去ってゆく内大臣の堂々とした姿を見送りながら、
「何とまあ、素敵な父君。
こんなに素晴らしい方の娘なのに、わたしはあんな片田舎のみすぼらしい家で育ったなんて---」
大原神社と産屋
高野山真言宗 本光寺 護摩祈祷
護摩祈祷
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