二十六帖常夏
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20 明石の姫君8
花散里22 髭黒右大将 雲井の雁 弁少将 近江の君
内大臣39 弘徽殿女御
彦根屏風
「盤双六」に興じる若者たち 江戸時代前期の作
『彦根城博物館』所蔵
弘徽殿女御はとても美しく気品があってやや冷たい感じを与えるが、祖母(弘徽殿太后)ぼどの激しさはなく心根はやさしい。
凛とした梅の花が開き初める、曙のような女君である。
言いたいことの全部はいわずほど良いところで口をつぐむので、聞いている者にはそこはかとない余韻が残る。
内大臣、
「柏木中将はまだまだ若くて世間をよく知りません。
近江の君についての様々な情報をしっかり調べもせずに、話だけ聞いて連れてきたのでしょう」
内大臣は弘徽殿女御を訪ねたついでに近江の君の部屋に立ち寄ってみると、御簾の向こうで五節の君と盤双六を打っている。
しばらく眺めていると、近江の君はしきりに手を揉みながら、
「*小賽、小賽」と唱えはじめた。
その声は、今まで聞いたこともないほどの早口である。
「ああ~、情ない」
内大臣は、供の者が*先払いしようとするのを手で制した。
五節の君も興奮して、
「お返しよ、お返しよ」と、
筒を回しつづけてなかなか振り出そうとしない。
心の中では何か考えていることがあるのかも知れないが、見たところふたりとも軽薄きわまりない。
内大臣は、わが娘ながら情けなかった。
*小賽 しょうさい
双六(すごろく)で、振り出したさいころの目の数が少ないこと。
*先払い
貴人が外出するとき、前方の通行人をその場から追いやること。
近江の君はいわれるほど不器量ではなく、親しみやすく可愛らしい顔をしている。
特に、当時、美人の条件であった髪などは立派なものだ。
ただ額が異様に狭いことと声が上っ調子でひどく早口だから、イメージ全体がぶち壊しになっている。
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盤双六解説動画
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STU48 船上劇場 4月16日 出航
本人たちはともかく、
NGT48事件で運営会社AKSの管理能力
を知ってしまった親御さんたちは心配でしょう。
ちなみに、SKE48の運営権は事件前に別会社に売却済
NMB48の運営はもともと吉本興業系列の会社です。