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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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賢木37子ゆえの煩悩

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比叡山延暦寺 横川  (比叡山ガイド)から

横川の僧都 横川僧都遺跡
比叡山延暦寺横川の恵心院  恵心僧都・源信の旧跡  
『源氏物語』に登場する横川僧都は、恵心(えしん)僧都源信がモデルとされる

   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇

伯父の横川僧都(よかわのそうづ)が藤壺中宮の美しく長い黒髪を下ろすと、そばに控えている女房たちの、悲鳴のような泣き声が三条宮邸に響きわたった。


法会(ほうえ)が果てると、親王上達部たちが悲しみに暮れながら三々五々帰っていった。


源氏は残っているが、茫然としている。

そのうち、あれこれ想念が浮かんできた。

若くして出家の意思を固めた中宮の本意は、自分に対する恋の回答なのだろうか。

「今後、決して、わたしを恋愛の対象と考えてはいけません」

あえて自分を拒絶することによって、幼い東宮の行く末を守りぬこうとするとしての覚悟なのか。

もし、東宮がふたりの子供であることが露見すれば、その瞬間、間違いなく三人とも破滅である。


源氏は、中宮にどう言葉をかけていいか分からないままに、

「なぜこんなに早く、世の中をお見限りになられるのでしょう」

中宮は、王命婦(おうみょうぶ)を通して、

「急に思い立って、髪を下ろそうと決めたのではございません。前もってどなたかに話せば、気持ちが鈍りそうに思えたものですから」

源氏と朧月夜1
光源氏 藤壺中宮 東宮(春宮: とうぐう 皇太子)


中宮出家の知らせが届いたのか、東宮から使いかきた。

中宮は浮き世を捨てた身とはいえ、東宮のことが心配でならない。

源氏とて思いは分かる、

〇 月のすむ  雲居をかけて  慕ふとも

    の世の闇に  なほや惑はむ

俗世間を離れて仏門にお入りになった境地をお慕いしても、を思うゆえに、の世の煩悩になお迷われるのでしょうか

中宮も同じ思いの返歌を、

〇 おほふかたの  憂きにつけては  厭へども

    いつかこの世を  背き果つべき

この世のたいていの煩悩は断ち切れても、わが子を思う煩悩からはいつ離れられるのでしょう 


源氏は二条院に戻ると、だれに声をかけることもなく自分の部屋に閉じこもってしまった。




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山本太郎参議院議員。芸能界から転身してきた頃は一人よがりの印象でしたが、いまは国民が関心をもちそうな問題を一点に絞り、詳細に調べ上げて政府を追及しています。



旧日本軍と正面から戦ったのは蒋介石の国民党(中華民国)なのに、共産党が都合よく「歴史認識」をねじ曲げている。



野田聖子衆議院議員。男どもが安倍党内恐怖政治にひれ伏している中、敢然として立ち上がっています。
曰く、「義を見てせざるは勇無きなり孔子 ペタしてね


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