『お力の宝棒の護符』
ウエサク祭の起源はブッタ(釈尊)の生誕と開悟の日が、インド暦第2月の第1満月の夜であったという伝承から来ている
護符を作って源氏に飲ませ、加持祈祷などをしているうちに、日が高くなった。
源氏はしばらく岩屋(洞窟)の外に出て、洛北の眺望を楽しんだ。
高い峰からは、あちらこちらに鞍馬寺の伽藍や僧坊などを見下ろせる。
すぐ下の九十九折の坂道に沿って、他の僧坊と同じような小柴垣だが、一際すっきりと張り巡らし、その中にこざっぱりとした家屋が建っている。
庭の木立も、なかなか風情がある。
従者の一人にたずねた。
「どんな人が住んでいるのか」
「どこかの僧都が、2年ほど籠っておられるそうです」
・僧都(そうず) … 僧正の下で僧尼を統轄する
「立派な人が住んでいるのだね。私はこんな身なりだ、聞きつけて挨拶にでも来られたら困るな」
かわいい女童(めのわらわ:少女)や大人の女たちが、大勢庭に出て来た。
仏に供える水を汲んだり、お供えの花を折ったりしている。
従者たちが、口々に騒ぎだした。
「ほら、あそこに女がいるぞ」
「まさか僧都が、女を囲っておられるのではあるまい」
「どんな関係の女たちだろう」
下りていって小柴垣からこっそり覗き見し、戻って報告する者がいた。
「きれいな女や若い女房、かわいい女の子が大勢いました」
源氏は寺に戻って勤行をつとめたが、いつ発作が起こるか不安でならない。
「何かに気分を紛らして、御病気のことをお忘れになった方がよろしゅうございます」
従者のアドバイスに従って、源氏は寺の後背をなす山に登り、鞍馬寺周辺の風光や春霞にかすむ京の都を眺めた。
洛北の自然の美しさに感動した源氏は、
「こんなに美しい所に住んでいる人々は、何も思い残すことはないだろう」
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あつみなデュエット
前の4曲は『新堂本兄弟』、最後は『東京ドーム卒業公演』から。
「AKB48とは、前田敦子の未来のことである」
「AKB48とは、高橋みなみのことである」秋元康。
ここから分かるのは、前田敦子は卒業してAKBを離れたのではなく、グループの中の「独立峰」になったということだ。いわば、もの凄いプレッシャとともに、「八ヶ岳の主峰」から「富士山」に転身した。「AKBの未来は、女優・前田の活躍如何にかかっている」秋元総合プロジューサー。
家でテレビを観なくなって久しいが、番組におけるタレントたちの「セリフ」は、その番組限定のものでしかないということが最近ようやく分かった。
真偽は二の次で、番組という「作品」の中で、テレビ局側の制作意図にそって言葉を「やりとり」している。だから、番組ごとに矛盾することも言う。そこに、悪意があるわけではない。
ただ、タレントの発言を聞いて、「そうなんだ」と真に受けてはいけない。
あくまで、その番組の中での役割分担である。
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