源氏物語
54帖 夢浮橋
薫28 匂宮29 浮舟23 中の君28
明石中宮47
母尼80代 妹尼50代
↑横川僧都の↑
光源氏の恋路③
若紫を垣間見る光源氏
歌川/安藤広重画
国立国会図書館デジタルコレクション
18の春、
源氏は病気療養のため
北山/鞍馬山に滞在していた。
散歩の道すがら、
ある僧房の庭を垣根越しに垣間見ると
祖母であろう上品な尼君の方へ
愛らしい少女が駆けて来た。
だれかに似ている。
話し疲れたのか、(僧都は)ひと呼吸おいて、
「横川で修行している私の弟子たちのうち、力量のある者を3人ほど選んで、交代で加持などをさせました。
拙僧は病に臥せっている高齢の母尼を見捨てるわけにはいかず、一行が宿泊している《宇治院》へ急ぎました。
女君(以後、浮舟)は小康を得た後も、三か月間ほどは気力も体力も持ち直すことはありませんでした。
拙僧には、尼になっている妹がおります。
幼い一人娘を亡くしてから既に十年以上経ちますが、 日毎夜毎、悲嘆に暮れておりました。
その妹が長谷寺に参籠した帰り、ずぶ濡れで憔悴しきった浮舟を見て驚きそして喜んだのです。
名作映画案内267
宮本から君へ
2019年公開
原作*新井英樹の漫画
監督*脚本*真理子哲也
主演*池松壮亮/宮本浩
蒼井優/中野靖子
★
不器用だが正義感の強い宮本は、
文具メーカーの営業マン。
同僚の靖子に自宅に招かれた日、
靖子の元彼がやって来た。
靖子は元彼を拒絶するため宮本と―。
129分