源氏物語
53帖 手習
薫27~28 匂宮28~29 中の君27~28
浮舟22~23 明石中宮46~47
母尼80代 妹尼50代
↑横川僧都の↑
光源氏のモデルは誰?③
源高明たかあきら/西宮左大臣
延喜14/914~天元5/983年
醍醐天皇
の皇子で母は更衣の源周子。
延喜20/920年、源姓を賜り臣籍に降下。
*左大臣に累進するが、
婿の為平親王が冷泉天皇の東宮になれず弟
の守平親王がなった失望から謀反を企て
たとして大宰府の副長官に左遷された。
《安和の変》
*左大臣
律令制で太政官の長官。太政大臣は常設ではない
下線部は
光源氏と共通だが源氏は最終的には
准太上天皇という上皇に準ずる地位に即く。
浮舟が聞き耳を立てていると、浮舟が宇治川に入水して死亡したという情報までしか届いていない薫は、近いうちに浮舟の一周忌を催すようだ。
しかも法事に必要な装束の一部を、この《庵》で仕立てるよう取り計らうとのこと。
浮舟は、自分の法要の参列者が身にまとう衣装を自分が縫うことになる奇妙さを思って苦笑した。
それにしても、薫が、すでに死去したと思っている自分のことを未だに気に掛けていることを知って浮舟はありがたかった。
それに浮舟の縁者である*常陸の守の息子に目を掛けて、役職の世話などをしてくれているようだ。
*常陸の守
浮舟の母中将の君の夫
浮舟の父は源氏の異母弟の八の宮
雨の一夜、久々に明石中宮のもとに参上した薫は、ふだんは寡黙な男だが珍しく積もる話に花を咲かせた。
話題はもとより「宇治」に及ぶ。
薫にとって、宇治は遠いが特別な土地である。
薫は、かつて叔父の八の宮が宇治で清らかな仏道生活を送っていると聞いて憧れた。
そのうち、弟子として通うようになる。
名作映画案内261
すばらしき世界
2021年公開
原案*佐木隆三の小説『身分帳』
監督*脚本*西川美和
主演*役所広司/三上正夫
★
過ちを犯して社会から疎外された者が、
改心して再出発することがいかに難しいか。
三上が出所後、
もがき苦しみ七転八倒する姿を通して
不寛容な日本社会の実相を明らかにしていく。
126分
第76回カンヌ映画祭
PERFECT DAYS
監督*ヴィム・ヴェンダース(独)
主演の
役所広司が主演男優賞を受賞