源氏物語
50帖 東屋
薫26 匂宮27
中の君26 浮舟21 夕霧52
④浜の館跡
戒光院は『源氏物語』縁の寺院で
明石入道の【浜の館】があった所とされる。
須磨から海路、明石に着いた
源氏は【浜の館】に住むことになる。
善楽寺戒光院
兵庫県明石市大観町
①母里(京都)→②内裏の桐壺(京都)
→③現光寺(須磨)→④浜の館(明石)
中将の君、
――草深い東国に長く住みついて野暮ったい田舎者ばかりを見ていたので、左近の少将が立派な人物に見えたのでしょう」
常陸の守は妻の中将の君が浮舟を伴って上京したまま帰って来ないことに業を煮やして、人を遣すわけにもいかず、自ら【二条院】に迎えに出向く。
中将の君を乗せた牛車が動き始めたところへ、たまたま匂宮が久し振りに宮中から戻って来た。
匂宮は見覚えのない牛車を見て、自身の経験からか、中の君の浮気相手がちょうど帰るところかと訝った。
「あの牛車は、どこの誰の牛車か。
中の君のもとに忍んできた男の牛車ではあるまいな」
「妻を迎えに来た常陸の守の牛車だそうで御座います」
匂宮の従者が事情を伝えたので事なきを得た。
匂宮は常陸の守という男を知らなかったが、とりあえず一件落着である。
事件は、その日の夕方に起こった。
名作映画案内211
原題*Letter from An Unknown Woman
忘れじの面影
1948年米公開
原作*シュテファン・ツヴァイクの小説
「未知の女の手紙」
監督*マックス・オフュルス
主演*ジョーン・フォンテーン/リザ
ルイ・ジュールダン/シュテファン
★
19世紀初頭のウィーン
天才ピアニストと脚光を浴びたのも今は昔、
荒んだ生活を送るシュテファンは決闘
を挑まれ逃げる準備をしていた。
そんな時、
リザという女性から手紙が届く。
リザは少女期アパートで母と暮らして
いたが隣にシュテファンが引っ越してきた。
リザは彼に恋をするが想いを伝えら
れないうちに母が再婚リンツに引っ越した。
18歳の時、
リザはウィーンに戻りピアニストとして
成功したシュテファンと再会するが
彼はリザを覚えていなかった。
彼はリザと1晩過ごすと2週間の
予定でミラノに旅立つが帰って来ない。
リザは妊娠し男の子を産む―。