源氏物語
44帖竹河
薫14~23 匂宮15~24 夕霧40~49
玉蔓47~56 冷泉院:43~52 今上帝35~44
碁を楽しむ
空蝉うつせみと軒端荻のきばのおぎ
3帖『空蝉』
44帖『竹河』では、大君と中の君
宇治市源氏物語ミュージアム
そっくりどころか、遠い日に聴いた父・柏木の奏した和琴の音色そのものに思えて玉蔓は思わず涙した。
翌朝、薫は昨夜の返礼に和歌を詠んだ。
○ *竹河の はしうち出でし 一節に
深き心の 底は知りきや
竹河の歌詞の一節から、
あなたを想う私の深い心を知って頂けましたでしょうか
★
*竹河 催馬楽さいばらの一曲
催馬楽とは、民謡や俗謡の歌詞を用いた新しい雅楽
源氏物語の帖名、
「梅枝うめがえ」「竹河」「総角あげまき」「東屋あずまや」
は催馬楽から採った。
3月。
満開の桜の木のそばで、大君と中の君が碁を楽しんでいる。
麗しく知的な大君の様子を垣間見ながら、蔵人少将は叶わぬ恋に悩み苦しんでいる。
玉鬘の息子たちは予てから、美しく気品のある自慢の大君を冷泉院に入内させることに反対していた。
「疾うに退位して隠居暮らしの冷泉院よりも、これから朝廷で重きをなす東宮(皇太子)に入内すべきです」
名作映画案内138
Shall We Dance ?
1996年公開
監督*原案*脚本*周防正行
主演*役所広司/杉山正平
★
正平は会社や家庭に不満はないが
砂を噛むような虚しい日々を送っていた。
ある日の夕まぐれ、
帰りの電車から一部屋だけ明るいダンス教室を
見上げると美しい女性が窓際に佇んでいた。
社交ダンスを
習い始めた正平は仲間との交流を通して--。
136分