源氏物語
36帖柏木
光源氏:48 紫の上:40 夕霧27 雲井の雁32
朱雀院50 柏木32 女三の宮:22
薫1 女二の宮24
紫式部像
後背は【平家物語】の主要な合戦
《宇治川の戦い》
にも登場する「宇治川」と「宇治橋」
紫式部像
手前を右方向にお茶の香りの中を
5、6分歩くと世産遺産の【宇治平等院】。
川向こうには、
【宇治市源氏物語ミュージアム】
源氏、
「縁起でもないことを口になさるものではございません。
どうして、そのように悪い方にばかりお考えになられるのでしょう。
産後の肥立ちがあまり宜しくないとお聞きしておりますが、だからと言って命がどうこうということではございますまい」
とは言いながら内心、
「本当にそのようなお考えならば、出家していただくほうが思いやりのあることかも知れない。
これから先連れ添っても、気苦労が絶えないのであれば返って可哀そうだ。
私自身、柏木とのことをすっかり水に流せる日が来るとは思えない。
折につけ、冷淡な態度をとるだろう。
表向きだけでも、薫を孫として抱ける日がくるかどうか。
何より世間の噂になれば実に厄介だ。
もし朱雀院のお耳に入れば、どれほど驚ろかれ心を痛められるだろう。
姫宮の産後の肥立ちが悪いことを理由に出家させようか」
源氏は思い直した。
「やはり若い身空で世を捨てるのは惜しくもあるし、艶やかな長い御髪を下して尼になられるのは余りにも痛々しい」
名作映画案内㊹
幸福の黄色いハンカチ
1977年公開
監督・脚本*山田洋次
主演*高倉健/島勇作
倍賞千恵子/島光枝
桃井かおり/小川朱美 武田鉄矢/花田欽也
★
失恋してヤケになった欽也は、
真っ赤な車を買って北海道へ傷心の旅に出る。
網走で、恋に破れて一人旅をしている朱美をナンパ。
二人は海岸で出会った勇作に写真を撮ってもらう。
それから三人でドライブを続けるが、
空にはためく鯉幟を見て勇作が「夕張へ行く」という。
理由を尋ねると、
出所後に光枝に出したハガキのことを語り始めた。
「~鯉のぼりの竿に黄色いハンカチを~」
108分